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著名開発者が語る「Moleman 4」

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テトリスを発掘した男

1956年、ロバート・スタインは数ヵ月にわたる移動の末、ハンガリーからイギリスへと亡命。イギリスに入国してからも、家族とともに永住地を求めてあちこちを転々とする日々が1年半ほど続いた。
スタインが興味を持っていたのは、コンピューターサイエンスの分野。なかでも、チェスコンピューターの多様な世界に大いなる魅力を感じていた。居が定まるとすぐに、彼はSciSys社でセールスマンとしての職を得る。これは1978年に設立され、チェスコンピューターなどを扱っていたイギリスの企業だ。
そして、かつてより親交のあったジョン・バックスターがコモドール・イギリス支社の営業部長に就任すると、2人はハンガリーに向かい、ガーボル・レーニと面会。ハンガリーでコンピューターゲームの開発の基盤を築き、当時発売されたばかりのホームコンピューター、コモドール64向けのゲームを作ってほしいと依頼する。ハンガリーのゲームソフト開発企業ノボトレードと、スタインが設立したイギリス企業アンドロメダ・ソフトウェアの長きにわたるコラボレーションは、ここから始まった。
また、スタインはソ連で開発された「テトリス」の価値に、いち早く気付いた人物でもある。現在、世界中で知られる存在となったゲーム誕生の陰には、彼の知られざる尽力があったのである。

ララ・クロフト誕生秘話

イアン・リビングストンとスティーブ・ジャクソンは、1975年にゲームズワークショップ社を設立。設立当初はオフィスを借りる資金がなかったため、自宅であるアパートの部屋で注文を受けていた。しかし、おびただしい数の小包と、企業をゲーム販売店と勘違いしてアパートに入ろうとする人の数が増えたことで、ほかの住民からのクレームが殺到。強制的に退去させられる結果となった。この経験から自宅よりもオフィスを借りるほうがいいと学んだ2人は、ジャクソンのミニバンに移り住むことにする。
80年代初頭、2人はゲームブックシリーズ『ファイティング・ファンタジー』を共同制作。その後、リビングストンはハンガリーの開発チームの協力を得て、コンピューターゲームの分野に乗り出した。90年代、リビングストンはイギリスのゲームソフト制作会社、アイドスのエグゼクティブ・チェアマンを務め、「トゥームレイダー」や「ヒットマン」などの開発を指揮している。

ハンガリー流「納期に間に合わせるテクニック」

「メーカーの指定した納期が厳しすぎて、仕様通りに完成させることができなかった」 このような状況は、現代のゲーム開発の現場でも頻繁に発生する。発売から数ヵ月後になって必要な修正やパッチをリリースすることも決して珍しいことではない。
80年代、ハンガリーの開発チームは、未完成の製品を“メーカーに未完成だと気付かれずに”納品することに成功している。それは、フェレンツ・ティレシュが自身初となるゲーム「ホワイト・ヴェイパー」の開発に取り組んでいた時だ。彼は、プロジェクト自体をつぶしかねない難しい状況に直面していた。

幻の「スタートレック」ゲーム

デジタル・リアリティ社の開発した「インペリアムギャラクティカ II」は、ハンガリー製ゲームの最高傑作として有名だが、同じ開発チームが「スタートレック」のゲーム制作に取り組んでいたという事実はあまり知られていない。プロジェクトは2003年にアクティビジョン社からの依頼を受けて始まったものの、数々の契約上の問題が発生し、中止が決定。お蔵入りとなったゲームは、見事な出来栄えだったという。
『Moleman 4』の撮影中に目撃したこのプロジェクトのビデオには、さまざまな異星人の宇宙船のほか、伝説の宇宙ステーション、“ディープ・スペース・ナイン”も映っていた。さらに驚きだったのは、そこにスタートレックの映画作品やドラマシリーズには登場しない、まったく新しい異星人がいたことだ。

ソ連とおもちゃの鉄砲

ゲーム開発の創生期、ハンガリーはソ連の大いなる影響下にあった。80年代にソ連の派遣団が複数回にわたってブダペストを訪問した際、コンピューターゲームの開発会社であるノボトレードも視察を受けた。おそらく、派遣団はゲーム開発になど何の興味もなかっただろう。しかし、何であれこのような視察には危険が伴う。開発者が命の危険を感じながらゲームの説明をする場面もあった。
次の映像では、この危険な視察を生き抜いた1人、アンタル・ゾルナイが当時の様子を語る。

さらに未公開シーンを見たい場合は、映画を購入して、Moleman制作チームをサポートしてください。

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